GW、始まりましたね!
今日は、今回の最大の楽しみであった『不夜城ツアー』に行って来ました。
以前より、馳星周さんの小説『不夜城』が大好きで、
主人公である劉健一が生活していた歌舞伎町において、
彼のお店や、彼を取り巻く登場人物にゆかりのあるお店が(設定上)あったとされる場所に
行ってみたい!とかねがね思っていたのですが
ついにその夢が叶いました。(・・・そんな大げさな話しじゃないけどね)
※ちなみに会社でこのことを話したら、同僚さんに
「そんなツアーがあるんですか!?」と言われました。
い~え、ありません(汗)
あくまでも、個人で周ったものです・・。
まずは・・・
◎主人公、劉健一と兄弟のように育てられた周天文が、
マネージャーとして采配を振るっていた【桃源酒家】『【桃源酒家】は靖国通りに面した、サンパーク・ビルの隣の雑居ビルの
三、四階を占拠している。』-不夜城P295より
左が靖国通り沿いにある1階が三平ストアのサンパーク・ビル本館と右に立つ雑居ビル。
1階に薬の龍生堂が入っています。

その雑居ビルの入り口と、中に入っているテナント。
現在の三、四階は、不動産屋さんとエステや美容院等のお店の模様。

小説を書くにあたって、きっとお店のモデルになっている店があるに違いない!
とは思っていましたが、そうはいっても半信半疑で行ったので、
しょっぱなに実際にちゃんとそれっぽいビルがあったので、本当にワクワクしました!
次は、新宿プリンスホテル方面へ向かい、西武新宿線沿いの通りへ。
◎昔、健一とつるんでいた呉富春に右腕を殺された上海マフィア元成貴が、
富春が帰ってきたと聞き、健一を呼び出したお店【咸享酒家】
『【咸享酒家】は、西武新宿駅ぞいを走る通りの歌舞伎町側で派手な電飾をきらめかせている。
元成貴が表の顔で経営している高級上海料理屋』-不夜城P65より
これが西武新宿駅の前の通り。この通りのどこかにお店があったハズ。

でも、探してみたけど、ココがピッタリ!という建物はいまいち見つけられなかった。
強いてあげるなら、この2つのお店ってところかな~。

この後、時間も1時頃になったので、旦那の知り合いの人の知り合いのお店に
ランチを食べに行きました。
【
香港カオラー】 気取らず気軽に入れるお店です。

日曜日だったからかランチメニューはなく、排骨飯と五目かたやきそばを注文。
ついつい写真撮る前に食べちゃいましたが・・・。2品で1,780円でしたが、味は美味しかった!

そして次!
◎健一が夏美に、待ち合わせ場所として指定した、かの有名な【風林会館】です。
『「明日、昼の三時。だいじょうぶか?」おれはいった。
「え、ええ」「風林会館の前にいろ」』-不夜城P15より
そして、ここの1階の喫茶店【
パリジェンヌ】でお茶をするのが、今日最大のイベント!!
※「パリジェンヌ」事件
02年9月、新宿歌舞伎町風林会館1階のグリル「パリジェンヌ」で
中国マフィア(東北幇)がヤクザ(住吉会系幸平一家)2人を殺傷。
銃撃犯、金石(日本名、村上)は黒龍江省出身で、事件後、中国に逃亡。
02年10月、住吉会幸平一家は、中国側運転手、張立濤を刺殺。
死体を新宿区上落合に遺棄。この事件で住吉会幸平一家組員5人が
警視庁の指名手配を受け、数人が逮捕される
03年3月、金石(日本名、村上)、澳門に入ろうとして中国公安局に拘束され
黒龍江省に移送される。


ところが!非常に残念ながら、今日は定休日でした・・・
うーん、リサーチ不足!orz
ちなみに、お昼を食べたお店からこの風林会館に向かう途中、
あるお店の前で、そちら系の方々6,7人が、親分か誰かがお店から出てくるのを
車と共に待っていらっしゃる場面に遭遇しました。さすが、歌舞伎町!
気を取り直して、次は・・・
◎健一が、元成貴にあまり痛めつけられないようにする為にかけた保険の相手、
崔虎の愛用のお店【天楽苑】『区役所通りを北へ向かい、風林会館の手前を右に折れ、パワーステーションへと
続く道の途中に、天楽苑はある』-不夜城P56より
左が元日清パワーステーション。右は、風林会館前からパワーステーションへ続く道。

歩きながら探しましたが、う~ん、ここではこのお店かな・・・。
◎そして、いよいよ主人公、劉健一のお店&ねぐらである【カリビアン】へ!
『東通りの端っこ、深夜営業のスーパーの斜め向かい、助平客目当ての精力剤を
売りにしている薬屋とヤクザが経営しているポルノショップに挟まれた路地-
とりあえずセンター街という名前がついているが、お笑いだ-を入ってすぐに、
おれの店はある。戦後建てられた古い木造の三階建て、一階は焼き鳥屋、
その上二階がおれの店だ。』-不夜城P26より
東通り(実に怪しい方々がたくさんいらっしゃいました・・・)は初めてなので
行ったり来たり、結構ウロウロした挙句、ようやく見つけましたよ!!センター街入り口。

入り口の付近で大声で騒いでいらっしゃった方々も、
そのセンター街の中でたむろして楽しんでいらっしゃった色んな方々も、
建物も何もかも、怪しさ超満開・・・・

でも、入り口よりすぐの左側に、それっぽい建物がありましたよ~~。
一階はキレイになってますけど、二階以上は昔の名残りを残すお店が。
う~ん、ココかも!!
本当は人がいなければ、センター街の中まで入りたかったんだけど
とてもじゃないけど入っていけるような雰囲気ではなく、断念。こ、恐かった。。。
そして最後は
◎健一の育ての親代わりの、歌舞伎町の陰の実力者、楊偉民の店【薬屋】『職安通りを横切り、コマ劇場の裏手を回ってさくら通りに出た。
その薬屋は、さくら通りの片隅にひっそりとたたずんでいる。』-不夜城P16より
左はさくら通り入り口上の看板。そして、奥へ続く風景。

そして、もうさくら通りが終わる・・・というまさにその場所に、イメージ通りの薬局がありましたよ~。
看板もちゃんと出ている、キレイな普通の薬屋さんでしたが、でも、きっとココに違いない!

いや~、周りましたよ~全部。
だけど、歌舞伎町をぐるっと周ってみた感想は、
劉健一は、本当に狭い世界で生きてきたんだな、という事。
小説を読みながら、そんなにヤバいことになっているなら、そこから出ればいいのに、
と何度も思ったけど、小さい頃からこの世界だけで生きてきた健一には
歌舞伎町以外の世界へ出て行くというのは、そんなに簡単な事ではなかったんだろう。
狭くて、でもものすごく暗くて深くて孤独な世界を生きてきた劉健一。
駆け足だけど、実際にこの足でこの街を回ってみて、
健一の気持ちがより一層わかるような気がした。
また一から『不夜城』を読んでみたい・・・と新ためて思った今日なのでした。